**獅子巌**は、三重県熊野市の七里御浜沿岸に立つ、高さ約25mの巨大な岩塊です。
その名のとおり、海に向かって吠える獅子の横顔を思わせる姿から「獅子巌」と呼ばれ、熊野灘と七里御浜を象徴する景観として広く知られています。
この岩は、海岸の隆起と長年にわたる波の浸食によって形成されたもので、
自然が偶然に生み出した造形でありながら、信仰・景観・物語性をあわせ持つ存在です。
🌏 世界遺産としての獅子巌
獅子巌は、
**「紀伊山地の霊場と参詣道」**の構成資産の一つとして、世界文化遺産に登録されています。
熊野古道を通じて熊野三山を目指した人々にとって、
この獅子巌は **熊野の地に入ったことを告げる“境界の風景”**でもありました。
獅子岩(熊野市・七里御浜)を3Dモデル化したデータです。
現在でも、熊野灘を背に堂々と立つその姿は、
旅人に強い印象を残すランドマークとなっています。
🌊 七里御浜と獅子巌の関係
獅子巌が位置する七里御浜は、
熊野市から紀宝町まで約22kmにわたって続く、日本でも有数の長大な砂礫海岸です。
荒々しい熊野灘の波と、緩やかに弧を描く海岸線。
その中で獅子巌は、七里御浜の入口に立つ象徴的な存在として、
自然景観全体を引き締める役割を果たしています。
熊野市・七里御浜沿岸に立つ世界遺産「獅子巌」を空から撮影しました。
🗿 信仰と伝承の中の獅子巌
獅子巌は、古くから熊野信仰とも深く結びついてきました。
周辺には、獅子巌を神の使いや守護の象徴と捉える伝承も残されています。
自然そのものを神聖視する熊野の文化において、
獅子巌は 「ただの奇岩」ではなく、意味を持つ風景として受け継がれてきたのです。
👀 こんな方におすすめ
- 熊野市・七里御浜の景観を事前に知りたい方
- 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に関心のある方
- 獅子巌を、観光ではなく記録として見てみたい方
- 熊野信仰と自然地形の関係に興味がある方




